すずす

不死身の保安官のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

不死身の保安官(1959年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンの老舗拳銃会社の後継が、経営難で、荒くれ者だらけのアメリカ西部に拳銃を売りにいく物語。英国では公開年の年間ベスト10の大ヒットとなっています。

『おかしなおかしな自動車競争』などのヒットで、人気を博した英国人男優ケネス・ムーア主演、ラウール・ウォルシュ監督、FOX製作。撮影所はロンドンのパインウッドで、野外はスペインでのロケ。流石、ラウール・ウォルシュ監督、マカロニ・ウェスタンに先駆けていたかの様です。

ロンドンの老舗拳銃会社の後継者ジョナサンが、経営難で、アメリカ西部に拳銃を売りにくる。早速、駅馬車でインディアンの襲撃を受けるが話し合いに行った、怖いもの知らずのジョナサンはたまたま酋長の斧を奪い、追い返す。町ではジョナサンの凄腕が話題に上る。

SとT、2つの牧場が対立して、保安官不在となっているフラクチャージョーの町。
S牧場の男とジョナサンが喧嘩になると、誤ってT牧場の男がSの男を射殺。
町長はジョナサンを保安官に任命、保安官は誰でも早撃ちになれる装具を身につけていた。宿屋の女主人ケイトに気に入られる。ジョナサンの凄腕は町中にとどろく。
しかし、誰にも銃を買ってもらえず、酋長に気に入られているジョナサンはインディアンに買ってもらう。実は、へなちょこ保安官だと知れわたり、葬儀屋が保安官の跡をつけ回す。

暴力を認めない保安官は、牧場ST双方から狙われる羽目になり、両者から狙われるがインディアンが助けに入る。SとTも仲直り、インディアンも共存する町になる。
そして、ジョナサンは無事、ケイトと結婚し、駅馬車で帰路につく。

B級ですが、アメリカのド田舎に、KYな英国紳士の粋な笑いは21世紀でも古びてません。
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