すずす

シヴィリゼーションのすずすのネタバレレビュー・内容・結末

シヴィリゼーション(1916年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

トーマスHインス監督兼プロデューサーが、欧州での第一次大戦勃発を受けて参戦か否か揺れるアメリカで製作した反戦映画。

議員試写を開催、ウィルソン大統領にも見せましたが大ヒットには繋がらなかったのだそうです。

以下は概略。

映画は欧州の架空の国が舞台。
国王の参戦命令で出兵した、ファーディナンド伯爵が許嫁の助言を受け、葛藤する。潜水艦の艦長なのだが、民間船への魚雷発射命令を拒否し、潜水艦は沈没。彼は救助されるも絶命する。しかし、あの世でキリストが現れ、キリストが伯爵の身体に乗り移り、伯爵は蘇る。伯爵は反戦運動を展開、国王は死刑を宣告する。しかしキリストは国王に戦場の現場を体感させる事で、彼に改心させるのだったー----

見所は、激しい戦闘場面。実写を使用しているのか、爆破は半端なく、大勢のエキストラによる町への進軍など、スペクタクル感満載。

更に、タイタニック風の沈没もあり、
さらに更に、合成を駆使したキリストの登場で、あの世の煉獄場面まであって、
反戦映画として括られている様ですが、ある意味、映画的なサービス満載で、グリフィス映画的なのも魅力だと思います。
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