アレクセイ・ゲルマン三作目。
三作のジャケ並べて見ると、中々お洒落です^_^
題名にある、イワン・ラプシンは刑事で、彼を中心に描かれるけれど、いわゆる刑事ものとはちょっと印象が違います。
ドイツがいよいよ攻めてくるのではないかという、戦争直前の当時の雰囲気を丸ごと映し取ってる感じがします。犯人捜査はあるけれど、そこに重点はなく、不穏な時代を描写したかったのかと思いました。
相変わらず映像に力があるんだけれど、今回観た三作の中では、これが一番新しいこともあってか、やや分かりにくくなっている気がします。
「神々のたそがれ」は、ひょっとしてゲテモノなのか?と想像していたのだけど、今回観た三作からは、そういう印象は全くなくて、とてもリアルな描写で力強い映像に魅力を感じる監督でした。
やはり「神々のたそがれ」観たいです^_^