愛にまつわるいろんな人の物語が、クリスマスというキーワードで繋がってゆく群像劇。
タイトルの意味は
「愛って実はいろんなとこにあるんだよ」っていう感じで
その名の通り、親子愛、夫婦愛、自己愛、性愛、友愛、無償の愛、家族愛、敬愛・・・それぞれ10個くらいのエピソードが5分くらいごとに切り替わっていくスタイルで、テンポは良いけどとにかく登場人物が多く序盤は意味がわからない。
話が進むにつれて徐々にはなしが見えてきて、ラストに向かって交差するようなしなような流れは良くできてるけど、かなりご都合主義な展開。
なにも考えないで感動したいときにちょうどいい映画かもしれないけど、裸とかポルノとか全体的になんか下品じゃないほうがよかったかも。。。
そもそも同性愛が無いのは大衆向け娯楽作品だからかなぁ
こんな感動バラエティ番組みたいなとりとめもなく品のない感動エピソードを放り込んだ闇鍋みたいな構成でも、要所要所でじ~んってさせられるのは、イイ感じに入ってくるイイ感じのBGMだったり、俳優のイイ感じの演技だったり、こういう作品を作り慣れてる人たちの子慣れてる演出だったりで、なんだか人の感動ポイントを熟知してる人たちの手のひらで踊らされるようで、本気で感動した気になれなかった・・・w
こういうのもある種感動ポルノと呼んでいいのでは・・・w?
ロックスターのマネージャーと、男の子の恋愛物語はよかったけど、首相のはなしなんか『ノッティングヒルの恋人』ぽくない?って思ってたら、同じスタッフだったw
クリスマスに見なくてよかったとは思ったけど、『アバウト・タイム 』とか『ノッティングヒルの恋人』とか、たぶんこの監督の作家性が個人的に相性が悪いだけかもしれない。