マーくんパパ

桃色の店/街角 桃色の店のマーくんパパのレビュー・感想・評価

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)
3.8
ブタベスト街角の雑貨店を舞台にルビッチが贈る軽妙ラブコメディ。店主(フランク・モーガン)の信頼厚い番頭格の独身クラリック(J・スチュアート)だったが新人店員クララ(マーガレット・サラヴァン)と意見が合わずにいがみ合い、オマケに店主の妻の浮気相手と勘繰られて店を辞める羽目になる。クラリックは密かに文通し合っていた女性と初めて待ち合わせして会える事を楽しみにデートの現場に行ってみるとそこにはクララが座っていた…。ルビッチ映画の魅力は人の出入りの妙、開店前シャッターを開ける主人が来るまでに店前に集う店員たち、店主とクラリスの仕入れ品の品定め討論に巻き込まれまいと首を引っ込める店員etc、ほんのチョットした動きだけでも楽しい。