女性二人の気分転換のための旅行で性的暴行を受けそうになり相手を射殺。
そのまま逃亡劇を繰り広げる二人のお話。
徐々に面白さが分かっていく不思議な作品。
最初二人はどちらも癖が強く、あまり好きになれるタイプの人間ではない。
特にテルマの方は自分の行動に責任が持ててなく、かつ無知や危機感の無さによる失敗を繰り返すためイライラさせる。
しかし、そんな二人が逃亡劇を繰り広げる中で色んな経験をし、本当の自分に出会い、ツライ中でも一番人生の輝いている瞬間に出会う部分はこみ上げてくるものがある。
色んな経験をしたあと「なんだか今までに無いぐらい目覚めている」といったテルマの発言に、自分を開放しないで生きてる人生は寝てるのも同じものなのかなと感じたり。
とてつもない解放感を得たあとの最後のシーンとスタッフロールは涙無しでは観られない。
最後の１カットが美しい映画ベスト１に認定しても良いほど清々しい終わり方に感じた。
