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テルマ&ルイーズのmayのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
4.8
最後に涙がブワッて溢れた。女とは。
個人的にあの構図のカットで始まる映画にハズレはないのよね…

ロードトリップ、ロードムービーとは正にこのこと。女二人の逃避行ロードトリップ?最高じゃね?
メリハリが凄いのでずっと飽きない。音楽も二人のファッションも最高。タンクトップジーンズ最高。

女であるが故の現状、女であるが故に起きた事件。確かに二人にも非はあって現状に甘んじて全てをテルマの夫のせいにすることは決して正解ではないけど。やっぱり時代は違えど同じ女として虚しい虚しいやるせない。スノーボールが大きくなるにつれて吹っ切れていく二人。最後の二人にしかわかり得なかった心情のやりとり。二人を抑圧していた全てから逃れて。寧ろ彼女たちが望むなら良かったのかもしれないけれど。

映画を観て何を感じるかは個人の自由だけど、あのラストを観てスッキリ爽快な気分にはならないでほしい。もっと大人になってから観たらもっとぶっ刺さりそうだな…社会的女全員に観てほしいな…
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