HinakoTadaki

テルマ&ルイーズのHinakoTadakiのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.9
私の中で、ロードムービー界のトップ🎖️
この時代のアメリカの雰囲気、本当に好きだなあ〜〜
気が合うようで合ってない、合ってないのに合う?ような感じのテルマとルイーザのコンビが最高に好き。他人を信じやすくて少しぬけている天然気味なテルマと、姉御肌のしっかり者で凛としていながらもいつも不安や恐怖に覆われているルイーザ。お互いの足を引っ張ってるようでいて、ふたりとも自分の長所・特技を活かしているところが最高におもしろい!
なんともいえないラストだけど、現実に戻れたとしてもあんな伸びやかな表情をすることはないだろうと思うと、これでいいのかもと思える。
とはいえ、この時代の女性の扱いってこんなだったんだなと衝撃… 最初から最後までナチュラルな女性軽視のシーンに溢れていて、そのこと自体に異論を唱えているのはあの警部だけ。最初は男側のレイプから始まったことなのに、テルマとルイーザが自分たちを守るためにやったことがこんなおおごとになっていくなんて、テルマも言ってたけど法律ってなにも自分を守ってくれないんだなって。

テルマがダリルに電話かけてダリルの最初の一言で警察いるの分かるシーンがおもしろすぎた。笑