HinakoTadaki

ギルバート・グレイプのHinakoTadakiのネタバレレビュー・内容・結末

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

レオナルドディカプリオが天才すぎる…
当時の人たち驚いただろうなぁ…
ギルバートの状況が可哀想すぎて、そうならざるを得ないでしょっていう展開で進んでいった。
観てて途中までは、お母さん全部子供たちに押し付けてなにしてんの?って思ってたけど、話が進んでお父さんの話になった頃には、そういうことか…とまた悲しくなっちゃった。アーニーのお誕生日パーティーを準備するシーンが特に悲しい。なにもできないけど息子を楽しませたい気持ちがあるお母さんに、弟のためにパーティーを計画するお姉さんたち、でもみんなの気持ちとは裏腹にそううまくはいかない展開。大型スーパーで買った予算オーバーのケーキは$19.75で高いと感じるのが切ないなぁと思った。
ギルバートはどこにも行けない(アーニーがいるから)、ということをいろんな人が無意識に思ってて、自分自身も辛いくらいにそれを感じてたと思うけど、ストーリーの最後の最後、アーニーを連れて街を出たシーンがとても良かった。アーニーいても、ギルバートは自由だよ。優しい心で弟を育ててくれてありがとう、という気持ちになった。
その前の、お母さんが急死するシーンとそのあと家ごと燃やすシーンには驚いたけど…
全体的にゆっくりテンポで話が進むから途中で飽きそうになるし、意外と話も進まないけど、ジョニデとディカプリオの若き頃のフレッシュな演技を観るというだけでも価値があると思う🎖️