プライムゼウス

テルマ&ルイーズのプライムゼウスのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.3
「俺たちに明日はない」「パーフェクトワールド」、あとなぜか「サイコ」を想起させます。違いは、人物の成長や変化が「女性蔑視を内在的なパワー」としている部分でしょうか。ロードムービーですが、フェミニズム映画にもみえます。リドリー・スコット監督って、裏に壮大な比喩が仕掛けられていて、カッコいいですよね。初めから殺人を犯してしまい、もうラストまで展開が読めますが、そこから続く長い破滅への旅。ちょっと長い映画なので、一緒に車に乗っている気分になれます。特筆すべきは、若きブラット・ピットのセクシーさです。