テルマ&ルイーズのsobayuのレビュー・感想・評価

対等な女同士で親友のはずなのに、どこか男女の役割(支配と依存)を模倣してるようにも見える中盤までのテルマとルイーズが、あるきっかけからどんどん真に対等で自由になっていく様は見ていて本当に胸がすく。こういう男同士の傑作映画は沢山あるのだから女同士だってあっていいじゃない。男性が主人公だったらラストは逆側にアクセルを踏むんじゃないか。でも女はこっちを選ぶぜ！

人情があり深く他者に共感できる、ハル警部やルイーズの彼氏みたいな男もちゃんと登場させてるからこそ、この映画のフェミニズムは生きているんじゃないかなー。