男の子映画道場

ピックアップ・アーチストの男の子映画道場のレビュー・感想・評価

ピックアップ・アーチスト(1987年製作の映画)
1.7
ロバート・ダウニーJr.が軽薄なナンパ師を好演したラブコメ。そんな軽薄で軽口ばかりのロバート演じる主人公のジャックを一途な男に変えてしまうヒロインのランディを演じているのはモリー・リングウォルド。言うまでもなく、80's青春映画の絶対的アイコンなだけに、彼女の可愛さの無敵感にも非常に救われている作品。
話はとにかく軽いけど脇が堅くて、ランディの飲んだくれの父親はデニス・ホッパーだし、ジャックの親友はダニー・アイエロで、カジノを仕切るのはハーヴェイ・カイテルだったりで、とんでもない作品が一本できそうなキャストで軽いノリのラブコメなのがなんか贅沢な感じもする。『ロッキー』好きにはたまらないジョー・スピネルもカジノで発見。
20代前半の爽やかで勢いのあるピチピチなロバート・ダウニーJr.もカッコいいけれど、やっぱり今のロバートの方が何千倍もカッコいいし、青春映画で埋もれなかった壮絶だけど今に至る素敵なキャリアには敬服。逆にモリー・リングウォルドはこの辺で時が止まっちゃう感じもするけど、それはそれで良かったり。とにかく、80年代っぽい若さに溢れた作品。(1558)
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