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ゆきゆきて、神軍のsomalのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
4.2
終戦記念日チョイス。
夏の進軍祭り だそう。
満席。
劇場では初鑑賞で、20年ぶりくらいに鑑賞しました。
原監督、映画評論家の松崎健夫氏登壇。

自分は東京で生まれ育ったので、この作品に出会うまでは奥崎氏の事を知りませんでした。
学生のとき、弟に勧められて作品を観たときは奥崎氏がただの狂人に見えたのですが、免疫が付いたからか、今日はそうは思えませんでした。

奥崎氏を取り巻く出演者全員が戦争で人生を狂わされた被害者で、戦争犯罪云々よりも、気の毒という思いが先に立ちました。

監督はもっと激しい人かと思ったら、温厚で、どこにでもいそうなおじさんでした。
松崎氏が監督のサイン待ちをしていてちょっと可笑しかったです。

この作品、てっきりアポ無しの撮影だと思っていたのですが、監督は前もってインタビューしており、奥崎氏も電話で相手と話をしてからの撮影とのことで驚き。

監督の次回作は完成していて、れいわ新撰組を取り扱ったものになるのだとか。
15年かけた水俣を題材とした作品も撮り終えていて、現段階では6時間半の大作だそうです。
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