ボブホープなのであります😆。
ヒロインにフォンティーン！

これは気楽で楽しかったなあ！

女性の憧れ剣豪カサノヴァ。
彼になりすますことになった仕立て屋が主人公！

破茶滅茶、ストレスフリー、
意外にも豪華キャストで彩られ、皆楽しそうに演じているのが伝わる！

これは楽しかったなあ。
またお酒呑みながら観よう！

仕立て屋が針を剣に持ち変えて闘う、ボブ・ホープらしい荒唐無稽なパロディ劇。その場凌ぎの嘘が周囲を巻き込んでいく即物的なシチュエーションを散々見せた後、やりたい放題のメタギャグはエンディングに持ってくる。メル・ブルックスとか好きそう(小並感)。

稀代のスケコマシ、カサノヴァをパロディ化したチャンバラ・コメディの快作。ボフ・ホープらしいハチャメチャな魅力。
婚約者の貞節を調査するためにペティコートを奪うという依頼を、カサノヴァの代わりに受ける羽目になる仕立て屋の冒険…という話。
なんというおバカな話！だが面白い。ベネチアの運河をセットで再現。その運河を歌いながらゴンドラで往くボブ・ホープの偽カサノヴァ。立派なセット、豪華な衣装、華麗なるテクニカラー！そのなかで繰り広げられるドタバタが贅沢。
偽カサノヴァに群がる女たちの面白さ。カサノヴァという名前だけでいいのか？ペチコート（マクガフィン）を奪い合うというのもカサノヴァならではのオバカ。ペチコートの中に隠れるギャグが楽しい。
とはいえ基本はボブ・ホープの面白さを堪能する映画。お人好しで小心者なのに大胆だったり狡かったりするホープの魅力。物語の根源すら揺るがすメタギャグは、大スターのコメディアンだから何をやっても良しみたいなところがある。
ヒロインに扮した大女優ジョーン・フォンテイン。チャンバラや口髭を付けた男装を披露。ジョーン・フォンテインは本当に変な女優だ。こんな清純派女優の代表みたいな人がよく男装する。付け髭が曲がっているのが良い。
ご令嬢の可憐なオードリー・ダルトン。その兄役のヒュー・マーロウ。その他ロン・チェイニーJr.、モブみたいなジョン・ホイト、お気に入りのB級悪役俳優ヘンリー・ブランドン。カメオ出演であの人が登場。死刑執行人がマッチョ。
華麗なテクニカラー撮影はライオネル・リンドン。