Eri

BLUE ブルーのEriのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
3.8
死にゆく人の精神世界に触れられる映画。

ひたすら青い画面に、デレク・ジャーマンの散文詩とサイモン・フィッシャー・ターナーの環境音を取り入れた音楽が流れる。
それらは個人が隠し持つ原初的な生と死のイメージに結びつき、深い思索へと誘う。

盲目となった監督にとって、この青が過去を振り返り、死という未来に向かうためには最適な色だった。
死を間近に迎えた時、自分にはいったいどのような色が見えるのだろう。
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