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夜の訪問者のbluetokyoのレビュー・感想・評価

夜の訪問者(1970年製作の映画)
3.0
チャールズ・ブロンソンが終始落ち着いていて余裕がある。悪の4人組は、こういうチャールズ・ブロンソンみたいなやばい男相手なんだから、途中で気付いて、逃げ出せばよかったのに。とにかく一瞬の隙も見逃さない。そのわりには、いつも穏やかに笑みを浮かべている。仕事は大型クルーズ船の販売その他もろもろなんだろうな。運動神経もよく頭も切れる、さらに、人当りもいいし付き合いもいい。まさにチャールズ・ブロンソンだ。難を言えば、ものすごい勢いで車をぶっ飛ばしたわりに、まったく時間に間に合っていないということぐらいか。

簡単にあらすじ。
ジョー(チャールズ・ブロンソン)は、今日も客のためにクルーズ船の面倒を見てやり、仕事終わりには、仲間と賭けトランプ、大勝ち。なんだ、負けたところを見たこともないぞ、と冷やかされながら家に帰る。家には、愛妻のファビエンヌ。

という充実した人生なのだが、いきなり、不審な男が家に忍び込んでいた。ホワイティという男で、昔、ちょっとジョーが軍にいて荒れていた頃に知りあったらしい。ムショから出て来たようだ。だが、一瞬の隙をついて、ジョーは形勢逆転、ホワイティの首を折って殺害した。
いったんは正当防衛で警察に電話しかかったが、やっぱり止めて、ホワイティの遺体は、海岸の崖から落とした。

家に帰ってみると、怪しい男は三人になっていた。ロス、ファウスト、カタンガという。ロスがボスらしい。

悪党らは、昔、軍隊にいたときに、軍の資金を横領しようとしていた。ジョーも加わった。ところが、途中で、警察官にバレそうになった。悪党たちは警察官を射殺した。怒ったジョーは、悪党たちを置き去りにした。悪党たちは捕まった。ということらしい。

なんで、ジョーの家に押しかけたのかというと、ジョーが大型クルーズ船を扱っているということを知って、大型クルーズ船を調達したかったのだ。なんでかというと、麻薬かなんかの取引に使うらしい。どっかから麻薬を買って、売りさばくという計画。

それを聞いたジョー、ソッコーで空港へ。ロスの愛人、モイラがカネを持って来ていた。モイラを騙して、荒れ地の小屋に監禁。ソッコーで家に戻り、モイラとカネはこっちが抑えた、取引だ、と悪党らに持ち掛ける。

悪党3人とジョーとファビエンヌとで、荒れ地の小屋へ。隙をみて、ファビエンヌが逃げようとした。カタンガが銃撃をすると、一瞬の隙をついて、ジョーは、銃口を、ロス、ファウストに向けた。ファウストは死亡、ロスは重傷。
こりゃあ、医者を連れてこなきゃ、ダメだな、ということで、ジョーは、車を飛ばしまくって、医者を連れて来る。だが、あえなくロスは死亡。

ということで、カタンガ、ジョー、ファビエンヌとで、大型クルーズ船で、麻薬の取引現場へ。途中で、一瞬の隙をついて、ジョーは、カタンガを射殺。

港へ戻ると、街はパリ祭の賑わい。いやあ、パリ祭のことを忘れていたよ、ということで、パリ祭を楽しむのであった。
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