スギノイチ

大列車作戦のスギノイチのレビュー・感想・評価

大列車作戦(1964年製作の映画)
4.0
アイデア満載の妨害作戦とモノクロ映画でしか出せない重厚な映像。
端正な脚本に対して不釣り合いなほど力強く画面を縦断する機関車と、大スターにも関わらず泥臭く走り続けるランカスター。
人間にも物体にも、とにかく画面に物質的な説得力がある。
某ヒット作品を引き合いに出すわけじゃないが、列車を題材にする以上はこれぐらいしてほしいな。

類型的なナチ悪役像を使わず、「人命より芸術」というポリシーの人間を敵役に据えたのも効いてる。
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