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ナイロビの蜂のyasutakaのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
3.0
世界は平たく和をなしていない

妻の死と、その背後にある製薬会社の関係性を突き止める主人公。

アフリカと言う生命の楽園と呼ばれる地は
一方で世界最貧困国の集まる土地である。

色彩豊かな民族や生命の賛歌と冷徹無慈悲な社会の陰謀が対照的に描かれ
平和とは程遠い社会への皮肉めいたものを感じる。

命湧き立つ土地、そこは殺人も成立しないような無法地帯の場所であるのだから。
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