ナイロビの蜂の作品情報・感想・評価

「ナイロビの蜂」に投稿された感想・評価

足跡がくっきりと残るぐらい乾いて赤茶けた大地、飛行機から見える夕焼け、画面から香ってきそうな砂埃、『世界中がアフリカを食い物にしてる』、それから『これから僕は家に還るよ』。
ル・カレの描いた物語に添えられたメイレレスの映像があまりに美しくて、あまりに切ない。
Narmy

Narmyの感想・評価

3.5
ケニアのナイロビに赴任中の外務省一等書記官ジャスティン。
妻テッサはその地で医師アーノルドとともに、スラム街の医療活動に携わっていた。

情熱家で魅力的な女性テッサと真面目で穏やかなジャスティン。
行動力のあるテッサは妊娠中にもかかわらず、どんどん慈善活動にのめり込んでいく。
ジャスティンのほうはテッサの行動に何かあるんじゃないかと感じながらも特に詮索することはなく、日々を過ごしていた。
そんなある日、事件が起きる。

愛し合う夫婦でもアフリカの現状に対しては考え方も対応も違っていた、、
それは真実を肌で感じているものと、遠くから眺めているものとの違いなんだろう。
終始、貧しいだけではないアフリカの人々の試練の多さに心が痛む。
わたしたちが知らないでは済まされないということも痛感する。
でも、だとしたら、どうやってそれに立ち向かうんだろう、、

全体の構成としては、カメラのブレがドキュメンタリーのような緊迫感を煽り、どの国にもありそうなきな臭い問題を扱いつつ、究極はラブストーリー。
時間軸を変えながら、儚ない夢のような過去と共に徐々に事実が浮き彫りになる。
途中は、人間関係や何が起こっているのか分からないという部分も多いけど、本筋はラブストーリーな訳だから他が少しぼやけても仕方ないのかな。

全てはラスト近くの飛行機でのやり取りにあらわれている気がする。
軽い命なんてある訳ない( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀  )
raga

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5.0
時間軸を交錯させることで人間関係の構図を見事に転換させる。これが思いもよらぬ展開になるも、登場人物の描き方も上手いので混乱することなく物語に引き込まれていく。ラストシーンが印象に残る骨太のサスペンス。
yuka

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4.0
これお店だとアクションのコーナーにあるけどドラマかサスペンスだと思う。
mimi3535

mimi3535の感想・評価

4.0
疲れる。

アフリカ駐在の英国外交官の妻が殺されたことをきっかけに、その真相を追求することで国家と製薬会社の悪事へ近づいてしまい、命を狙われる。

身近にいた人たちは全員敵。

それでも、亡き、素晴らしい活動をした妻への愛から、死の恐怖に立ち向かって行く。いや恐怖はなかったのかもしれない。頭の中にあるのは、無情の死を遂げた妻へ近づくこと。達観。

「アフリカでの命は安い」

フィクションとはいえ、非常にメッセージ性に長けた作品。

ただ、ずっと緊張が続き、終わった瞬間に疲れと涙が出てくる。よくここまで観る者へ恐怖と緊張を与えられたものだと思う。

疲れた。
諒

諒の感想・評価

3.6
外交官のジャスティンは、ある日妻テッサを何者かに殺される。
ジャスティンは、テッサの死の真相を調べるべく色々と尋ね回り、やがて、テッサの死にとある製薬会社の新薬が絡んでいる事を知る。

非情な現実が映し出され、危険な中でも曲げなかった妻の信念。
真実にたどり着くまでの妻への愛が良かった。
切ない曲と相まって妻への愛が伝わってきて切なかった。
アフリカにおける先進国 製薬会社の新薬治験に関わる恐ろしさと、その謎と暗闇に迫る夫婦の絆と愛の尊さを教えてくれるお話しです。そこそこにドキュメンタリー風を醸し出す強烈な作品で、暗く、ドッと疲れる内容になってます。
10年ぐらい前に鑑賞して、レイチェル・ワイズの美しさがこれまた強烈に印象に残っていたので、この度WOWOW録画鑑賞💡やっぱり最高に美人でいらっしゃる^_^
そして主演のレイフ・ファインズも若い!
「アフリカにおける生命は余りに安い」
事実に基づいている話しでは無い見たいですが、そこにはアフリカの現実が写し出されていたと思います。今も劇的には変わっていないんだろうな〜(・・;)
日曜日の夜に見る作品ではないですね😩
嫁さんぐったり。明日から仕事だぜ〜( ̄◇ ̄;)
思った話と全然違ってかなり衝撃作だった。
静かな物語だけど恐ろしく悲しかった...
自分とは違う世界とか遠い場所の話なんて思っちゃいけない。

映画館ですっごい涙が出て印象に残った作品
りょう

りょうの感想・評価

3.8
自分たちが普段何不自由なく生活できているのは、こういった不自由な生活をしている人の犠牲の上で成り立っていて、じゃあ貧困は不公平だから無くそうって言ったって、あなたの生活の水準を下げてくださいなんて到底できない。

大勢の人が関わって、それぞれの人は歯車の一つで、自分自身はそこまで悪いことはしていないって自分に言い聞かせてる、それが積み重なって大勢になってみると、とんでもない悪いことになってる。そんなことを考えました。
さやか

さやかの感想・評価

3.8
すごく考え深かった!見て見ぬ振りをせずに、勇気持って個人で立ち向かったけど、結局政治権力に潰されてて、すごくやるせない気持ちになった。ただ、現実もきっとそうなんだろうなと。
いろいろ書きたいことはあるんだけど、自分が今何を言ってもただの偽善者で、自己満足にしかならない気がするから書かない!(笑)
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