うらがえる

殺人の追憶のうらがえるのネタバレレビュー・内容・結末

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
1986年に華城市の用水路の中で殺された遺体を発見し、ソン・ガンホ刑事が事件を追うが次次と同じような遺体が見つかる。
ソウルからキム・サンギョン刑事も応援にくるが、なかなか解決の糸口さえ見つからない。果たして犯人は誰なのか…。

【感想】
見終わった後、「え?犯人は?」ってなったが、これ実際に韓国で起きた3大未解決連続殺人事件の1つで、上映当時は犯人見つかってなかったんだな。その後、DNA鑑定等の精度が更に良くなりほぼこの人だろうってのは一致したみたいだが、犯人は別の件で捕まっていて無期懲役みたいで、この事件については時効成立で追起訴はできないんだろうな。

まずガンホ(熱血・現場に足でというスタイル)・サンギョン(冷静・証拠をしっかりと集めて調べるタイプ)の対比が良い。
それか後半逆転するのも面白い。
犯人の目線で最後の殺人をどっちにしようか選んでるシーンも冷酷で良かった。
スローにしたり、音楽をタイミング入れてくる演習も韓国映画は上手いなと。
最後はシーンはインパクトありだね。
夜になると店を閉める光景はちょうど事件の時代が、チョン・ドゥファンの軍事政権時代で夜間外出禁止令が出されてたための映像で、同じソンガンホ出演作品の「タクシー運転手」も同じくらいであちらは光州事件を描いたというそういう時代背景も見える。
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