mitakosama

うる星やつら いつだってマイ・ダーリンのmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.3
うる星やつら劇場用作品の最後で原作に無いオリジナルストーリー。
でも高橋留美子っぽさは上手く表してるね。ただ、それ故になんとなく既視感もある。

ルピカなる宇宙人の娘があたるを攫い、煩悩の力で惚れ薬を手に入れる。
豆腐屋のリオに飲ませる為の惚れ薬だが、あたるが地球に持ち去り大勢で争奪戦。

ルピカはアラビア風の衣装なのが目新しいね。でもバズーカを撃ちまくるノリは80年代だなぁ。これの公開された90年代ではチョット古いセンスだな。
リオの、宇宙なのに豆腐屋っていうナンセンスギャグは高橋留美子っぽくて良いね!

あと、見切り的に色んなキャラクターがカメオ出演してる。冒頭のお祭りのシーンや面堂の戦車戦との群衆の中に、過去のうる星キャラがいるのが楽しいね。やっぱり今作の持つ放送10周年というイベント性の故ですな。

制作はマッドハウス。過去のぴえろやディーン、マジックバスなどとも違うタッチ。まぁこれはこれでアリかな。

うる星やつらとしては割とベタな所に落ち着いた内容だね。一番訳わからないのが、しのぶ・サクラ・竜之介で急にバレーボールが始まるシーンかな(笑)あそこだけ凄いシュールな笑い。
mitakosama

mitakosama