麻薬がテーマの群像劇。
一部を逮捕するだけでは到底解決できない麻薬ルート「トラフィック」の複雑さが描かれていて見ごたえがありました。
麻薬生産地のメキシコ、流通のカリフォルニア、消費地のワシントンと、3つの都市で物語が同時進行します。だから登場人物も多め。都市ごとに画面の色調を変えてくれているので3つの区別はしやすかったです。(2回見てやっと全体が把握出来ました😅)
マイケル・ダグラスはワシントンで麻薬撲滅担当に就任。でも名門校に通う娘が麻薬に溺れてしまうという、複雑な立場です。
若者が安易に手を出して破滅していく過程が恐ろしかったです。
カリフォルニアでは、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが妊娠中のセレブ妻を演じています。ふっくらした身体つきは貴重映像ですね。
夫が麻薬密輸で逮捕され、豊かな暮らしが一変します。
メキシコの都市ティファナでは麻薬カルテルの縄張り争いの中で捜査官たちが奔走していました。
ここが一番重要な拠点なのに、汚職と暴力がはびこっていて、撲滅にはアメリカの協力が不可欠な事が分かりました。
アカデミー賞の助演男優賞を受賞した作品ということで、この中の誰が受賞したのか見つけてみようと挑戦しましたが、答え合わせするまでもなく簡単なミッションでした😊