ソダー・バーグで最も好きな作品。古谷一行似(笑)のラテン系俳優・ベニチオ・デル・トロがカッコよすぎる。
麻薬を巡る抗争って日本人はあまりピンとこないかもしれないが、この作品は警察、マフィア、ユーザーから3者の視点から描かれ、場面ごとに色も変わりかなり分かり易い。ベニチオ・デル・トロの悪者そうだけどそうじゃない、ドン・チードルのまっすぐな警察官もすごくいい。
話の奥には野球場もない貧しいメキシコ、富める病めるアメリカが描かれていて、南米という土地に興味がわいた作品。
この作品から派生して、メキシコを見るなら「アモーレス・ペレス」や「闇の列車、光の旅」なども面白い。ベニチオ・デル・トロを追うなら、「21g」「チェ」前・後がいいかなぁ。