クリムゾンキング

デビルクエストのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

デビルクエスト(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

十字軍に参加していたベイメンとフェルソンは「これが神の御意志じゃー!」と罪もない女子供を手にかけることに疑問を持って「それってあなたの感想ですよね?」と離脱するも、行き着いた村でペストが大流行してさらにその原因たる魔女を裁判にかけるために修道院まで護衛してくれないかと頼まれる。
脱走の罪をチャラにするのと公平な裁判を条件に護衛の任についたけど案の定一筋縄では行かない旅であった。

ニコラスケイジが中世の騎士を演じているダーク・ファンタジー。
血生臭い描写は少ないけど、ペストにかかった死体のグロテスクさやら魔女狩り&ペスト大流行のくらーい時代の雰囲気、石造りの城砦や旅の道中のロケーション、ロングソード片手(両手)に繰り広げられる剣戟など個人的に好きな要素があって楽しめた。

魔女だと思ったら悪魔でしたー、な展開と悪魔の造形はイマイチ、なのだけど、主人公チーム全員無事かと思ったらニコケイや相棒も容赦なく死んで行くので、安直なハッピーエンドでなかったのが良かった。

華はないんだけど時間も短く楽しい作品だった。