えあ

マンデラの名もなき看守のえあのレビュー・感想・評価

マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)
3.8
マンデラ氏を知る良いきっかけに。

映画としては過度の演出もなく淡々と進む。ゆえに初見ではわかりづらく感じました。

看守である主人公の奥さんはきれいな顔して黒人を「野蛮人」と平気で罵り、夫の出世しか考えていないように見える。

しかし時間と共に植え付けられた差別意識が薄らぎ最後はマンデラマンセーになるんですね。主人公が元々「よくできた」人であった分、この奥さんを通して見る差別とは、ということが考えさせるポイントかと思います。

そしてマンデラ氏。意志の強さ、器の違いを物静かな笑顔で見せつけてくれます。マンデラ氏を知る良いきっかけになりました。
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