栗林亮輔

恋する惑星の栗林亮輔のレビュー・感想・評価

恋する惑星(1994年製作の映画)
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初めて観たウォンカーウァイの映画。他のはわからないけどとにかく音楽、BGMへのこだわりが強い。というか9割音楽と画。セリフというセリフはほとんどない。ナレーションくらい。ただ観てて飽きないし。内容が入ってくるのがすごい。映像が綺麗だったということしか頭に残ってないかもしれない。
刹那的に恋を繰り返す若者たちをポップに描いたラブストーリー、らしい。確かに。前半と後半で登場人物が全く変わるのが不思議、カフェ?という場所の接点を通じて主人公が入れ替わる。0.1ミリの距離。運命の人とはもうすれ違ってるかもしれないし、運命の人だと思っているのは刹那的な恋の相手なだけかもしれない。私たちは今恋をする惑星にいる。恋ができる。若者だから?人間だから?どっちも。恋をしよう。ドキドキしてワクワクしよう。それが刹那的でも、その出会いに運命を感じるかどうかは自分次第で、そういう恋愛はした方が良い。寄った方が良い。それが愛。