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車夫遊侠伝 喧嘩辰のメッシのレビュー・感想・評価

車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)
3.9
大阪に単身乗り込んだ人力車引きの辰の男気溢れる活劇。これは明治くらいが舞台か?任侠ものとも言いづらく、ましてや実録物でもない、明るくカラッとしたヤクザ映画。内田良平が扮する辰の魅力が眩しすぎせいか。ストレートで実直、ガチガチに頑固で、血走りすぎた眼光、ねじり鉢巻の人力車屋、男度純度100パーセント。カッコイイ、ひたすらカッコイイ。北島三郎の演歌とか北島三郎がチョイ役で出てたりとか、脇を固める役者勢も豪華でみんな面白い。台詞一つ一つもなかなか粋なのにクサくない。ヤクザの抗争というよりは、喧嘩で勝負!みたいなカラッとした映画です。
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