シグのすけ

暗殺のシグのすけのレビュー・感想・評価

暗殺(1964年製作の映画)
3.5
篠田正浩が監督した丹波哲郎による清河八郎と聞くと、1ミリも面白い感じがしなかったが、意外と楽しめた。偏見持ったことを謝りたい。ごめんなさい。

 と謝罪も済んだところで何が良かったかというと丹波哲郎の大根ぶりが清河八郎の勿体ぶった大物ぶりと上手く重ねて見えたところかなと思う。清河のイメージは司馬遼太郎によるものだけれど。それと苦手だった木村功がなかなか良いのも一因か。

 龍馬役は私にはちょっとあれだったが、近藤と土方の実体を見せない演出は好き。
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