暗殺の作品情報・感想・評価

暗殺1964年製作の映画)

上映日:1964年07月04日

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「暗殺」に投稿された感想・評価

40年前の映画としては良い。
清河の性格、内面がもう一つ理解できず。 丹波の演技も寡黙な時は迫力ありも、饒舌になるとかなり甲高く興ざめ。歴史的興味もありかなり楽しめた。
演技も見事なんだけど
50年以上も前の映画とは思えない
キレッキレの画と構図が見事すぎる
ラストなんかもう・・・
moe

moeの感想・評価

-
篠田監督って、掴みどころがないキャラクターを描くのが本当にうまい。揺れ動く情勢と清河八郎という人物が絶妙で、でもどこか気持ち悪さが漂うのが最高だった。

丹羽哲郎の眼光の鋭さと腰の座り方がバチくそかっこいい。
yuka

yukaの感想・評価

3.9
清河八郎て誰‥と思って少し予習したのでなんとかついていけたが、行動原理が謎なので予習してないとやばかったかもしれん

暗さを出した撮影がカッコ良い!

終盤の佐々木只三郎の主観ショットもすごく良かった

佐田啓二が坂本龍馬ってなんか意外だけど意外と良い配役だった
浮き草

浮き草の感想・評価

4.7
ヌーヴェルヴァーグ時代劇の大傑作。自分のなかでは松本俊夫『修羅』と並ぶ(見てる母数が少ないけど)。素晴らしい。
1ssei

1sseiの感想・評価

4.5
舞台は幕末、題名通り人斬りの物語ということでその時点で大好物
司馬遼太郎の『幕末』を基に、監督は篠田正浩、主演は丹波哲郎

今まで見た数作品でもそうかもと感じていたが、日本の監督の中では自分は篠田正浩のタッチが一番心地いいかもしれない
時代劇だろうとなかろうとモダンな感覚が貫かれた画面構築がとにかく好き。でも市川崑ほど映像のスタイルに傾くこともなく、人間の細かい描写はむしろ抜かりない

そして本気の丹波哲郎はやはり凄い
存在感、威圧感ともに流石

対する木村功もいい
黒澤映画の清廉潔白な役の延長でもあり、アンチテーゼでもあるコンプレックスの塊に蝕まれる男として丹波を睨みつける

ラスト数シーンのPOVで一気にやられた
素晴らしいラストシーン
pino

pinoの感想・評価

4.2
清河八郎は大河や他の作品を観て知っていたからよかったけど知らなかったらちょっと取っ付きにくかったろうな

結果知っていたからこそ楽しめた

篠田監督は陰影の付け方が素晴らしい
映像だけでもめっちゃかっこいい
ko0

ko0の感想・評価

4.5
倒幕、明治維新の嚆矢となった人物として知られる清河八郎の半生を描いた作品。
倒幕、尊王攘夷を掲げるも、のちに幕府に取り入り浪士組(後の新撰組)を結成した人物として知られ、人生そのものがミステリー的な要素を含んでいるため、そんな清河の半生を描くなんて面白いに決まっている。
稀代のテロリストと言って良い清河八郎のミステリアスな立ち居振る舞いを丹波哲郎が見事に演じる。佐々木只三郎を演じる木村功の最後の表情も震える。全編において殺陣のシーンも良い。完成度の高い幕末映画だと思う。
otomisan

otomisanの感想・評価

4.4
 何かと面白げに話の尾ひれが付き勝ちな幕末ものにあって、清河八郎ならでは、観る者に媚びる用のない、面白くない男の評伝を思う存分作れたに違いない。実に才気に富んだ時代の寵児といえ、なんとも鵺のような心底の知れない男の生き死にの話で、犯罪小説のような忌まわしさに満ちた展開が、燐光ひとつで描いたような色香の抜け落ちた絵によく似合う。
 清河・哲郎、いかに才気に富もうと、人を使おうというにはやけに情味の薄ぼけた斑模様にて、内偵の者に貶し倒されれば首を刎ねる(殺人初犯)わ、背信を問われ弁明をと哀訴する追従者には斬撃で応えるわ、誠にいのちに淡白なあしらいで、かと思えば妻お蓮の死に際しては国許へ切々と弔いの書簡を認める。好悪明確に違いないが、所詮殺人の追及を受け自らは卑劣にも自殺を偽装し遁走、妻女なら当然あるべき拷問と獄死の懸念にも留意なく置き去りにした女である。まさに"清河幕府"を天命と嘯く君子然の振る舞いである。こんな男が悪党でない筈があるまい。いや、ほんの田舎娘をして、清河の妻たるの矜持が捕縛を動ぜず受け止めさせたものなら、かくも人を魅入らせ立志を起こさせる魔性の持ち主かもしれない。
 果たして、才走ってその才に魅了された者に後塵を拝ますを楽しんだ末、飽きて見放すという、子供じみた男でもある。同志を募れば、常に自らは別格を求め和合を拒む。黒谷の浪士隊集会での勤皇党旗揚げ宣言の大博打、同士には腹切りの覚悟を迫り、自らは華やかに政見表明を独演するのを頂点として、観られる事を楽しみ、抜群を保つことに快を覚えるの類で、遂に優れた識見も行動力もそんな楽しみに空費したあげく敵ばかり増やし、というより他者からは猜疑のみ募らせる余計者と目され、結果死ぬ。
 ただ、この死がいい。当初勝てぬ事に窮した幕臣佐々木只三郎の探究が、町方与力の証言を引き出し、与力が推奨する妻お蓮の手記の読解に繋がり、清河の人となりを暴き勝機の如何を掴むに至る。青眼の士を装い至近より一撃する。もちろん尋常の立ち合いではないが、策を弄そうとも毒を制するの一事での仕儀である。暗殺の手段に過ぎぬといえ、案外、楽しみばかりに汲々とした清河がたどり着けなかった、楽しくなく負けられもせぬ闘いへの臨み方だ。泥を被る気のまるで起きなかったろう清河には伏して成就せねばならない政治課題などは到底叶いはすまい。だから、あの時のこんな死でいい。
 こんなうんざりするような話にもかかわらず、悪党清河を究明する事が、凶悪犯のプロファイルのような面白みで眺められるのも新鮮だ。かの与力の岡っ引き斬首現場に関する証言とお蓮の手記を勧める語り口があたかも現代の捜査官が犯罪学徒を教導するような口調を帯びる辺りの身近感が観る者の気持ちをそそる。今時の事件ものの陳腐さに飽きたら観てみるといい。
 面白くもなく楽しくなど更にない本件は、嫌味な清河の人生の無駄遣い振りが、実は当時の日本で大きな損失だったかもしれないと思わせてもいる。しかし、孟母三遷ではあるまいに母親随伴で諸国見分を果たして立志?後塵を浴びる追従者を要する?こんな清河の一人立ちならず天下随一を誇るという、まさに奇妙な捩子くれ秀才の短い賞味期間の末の傷む寸前を捉えた悪意の生態録である。
 いやなやつだが、多くの者にとって進路の右とも左とも見定め難い時代に、より良く視野を得ていると思われた清河の冷たい眼さえもありがたく思えたろう事も、かの時代の対立即殺人となる忌まわしさを助長する結果を呼んだに過ぎない事で何とも禍々しい人生だ。観終えれば、色を伴わない全編とりわけ各闘場が異様に美しいのは燐光どころか清河の眼の冷光ゆえであったかとさえ疑わせるだろう。
初鑑賞。

オープニングテロップで原作『司馬遼太郎』の『幕末』と見覚えあるタイトルにピクりと反応、ポツコン脳ミソフル稼働。

ああっ!!😭
中ボーん時確かに読んだわ!オムニバスの第一話が『桜田門外の変』から始まる、司馬遼先生のこの原作!!😭

ストーリー進行と同時にまだ原作の筋書き覚えている事の方に我ながらびっくりしながら、思い出補正のスキル発動しつつの、ちょっと自分に感動込みの鑑賞の為、物語は二の次…。

内容的には佐田先生(中井貴一氏の親父さん)が意外に龍馬役に合っていたのと、近藤&土方先生はシルエットのみの主演で、憖っか顔出しよか こっちの演出の方が正解!👍️
これはカッコ良かった!!

30年以上前に読んだ小説のストーリーをまだ覚えてるなんて、自分には司馬遼先生は別格なんだな~…(ToT)

原作再読決定。
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