corsby

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望のcorsbyのレビュー・感想・評価

2.7
2時間とは思えないストーリー量、1977年とは思えない映像技術

第一作目(公開順)からして『エピソード4』『新たなる希望』と打って出たところが凄い。当時は生まれていないので想像することしかできないが、観客は一体何事だと思いながら劇場に足を運んだだろう。今でさえ、過去編や、特定の登場人物の過去を描く作品が後になって出ることはあっても、いきなりエピソード4から始まるような映画には出会うことがない。
しかし物語の重要語である『フォース』などの説明はしっかりとなされている(これが物語の進行と上手くマッチしているのも凄い)ため、違和感なく見ることができる。また、新三部作の導入に比べて善悪の境界がはっきりしており、ビジュアル面からもそれを理解することができるため、SWという世界観の初心者でもやはり見やすい作品に仕上がっている。
エピソード1から見るか、4から見るかというのは、(界隈ではどちらが推奨されているのか分からないが)初心者にとってはとても悩むところだと思う。私は公開順にエピソード4から見る人生を歩んでしまった、これもまた一つの選択で、ここで悩むのは映画人生においてとても意義があることだと思う。エピソード6〜9を視聴し、現在エピソード4〜1まで見たが、もう既に「3まで見た後、4を見たくなる」予感がしている。

ストーリーとしては、特に物語序盤のワクワク感がすごい。ドロイドが二人ぼっちで砂漠に投げ出された挙句喧嘩別れしてしまうシーンでは、どうなってしまうのかと心配になる一方、先の展開がとても楽しみだった。
しかし終盤では似たような戦闘シーンに少し飽きも生じた。

全ての始まりに、そして来たる終わりに
corsby

corsby