こてつママ

人生、ここにあり!のこてつママのレビュー・感想・評価

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
4.0
合言葉は「やればできるさ!」

レビュー長いですよ✨
それだけ思いが強いってことです

1978年、イタリアではバザーリア法の制定により次々に精神病院が閉鎖
それまで病院に閉じ込められていた患者達を外に出し、一般社会で暮らせるような地域づくりに挑戦した。
そんな時代にある施設で起こった夢の様な実話を基にした作品。

型破りな活動で労働組合を追い出された
熱血漢ネッロ

行き着いた先は、精神病院の閉鎖によって社会に出ることになった患者達がメンバーの組合

精神疾患の知識は全くない、だからこそ
1人の個人として接するネッロ

すぐにキレる男、彼氏が100人いるという妄想女子、UFOが年金を支給してくれてると信じてる男、とにかく皆個性的だけどネッロはその個性を活かして無謀な事業に突っ走っていく

廃材を利用した寄せ木作りの床が話題になり事業は順調だったのに…

ネッロの人事能力は見事で
薬も減らしてそれなりに社会に適応して
表情もイキイキしてきて

でも元々危ない綱渡り状態だったから
まあ、色々あってね…

ネッロさんも患者さん達も苦しみを乗り越えながら、笑えて泣けるストーリー

お薬を減らしたら性欲が出るらしく
欲望だらけの男性患者さんの為に街角で商売してるお姉さんに経費で相手してもらう事になりバスで向かう車中、もう不安で不安で皆固まってたのがコトを済ませたバスの中はお祭り騒ぎ😂😂

喋らないけどいやに目力のある患者さんには仕立ての良いスーツを着せて交渉の場に座らせて相手に威圧感を与えるなんて!なかなか普通では考えられないわよ😁

イタリアらしくお洒落でユーモア溢れててるけど、しっかり現実的な部分もあって見応えありました。

上手く伝えられないけど、とにかく
頑張ってたら願いは叶うんだなぁとしみじ思ったのです😌
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