菩薩

歓びの毒牙(きば)の菩薩のレビュー・感想・評価

歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)
3.8
撮影:ストラーロ、音楽:モリコーネでお届けするアルジェントのデビュー作。事件を目撃した一般人があらぬ疑いをかけられ自ら捜査を始めて巻き込まれていくパターンのやつ。前半なんてほぼヒッチコック、ってかイタリアのヒッチコックたるアルジェントそのままの感じだけど、とにかく「恐怖におののくパツキン」の描き方が秀逸だし、柳沢慎吾ばりに「あばよ!」が口癖の頭おかしい男とか、食うために猫を檻に入れて太らせてる画家とか言う、愛猫家として許すまじきキ◯ガイなんかが出てくるとこらへんがまさにアルジェントっぽい。とりあえず襲われる(殺される)人らが一様に綺麗で乳もでかくて素晴らしいし勿体無い。窓から落下して今まさに生き絶えようとしてる人間にマイク向けるメディアはどうかしてると思う。
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