ミュージカル映画の傑作。
観たことがなかったのに、劇中歌をほとんど知っているという不思議さ。
ドレミの歌は小学校で、エーデルワイスは中学校で習ったから、学校教育に取り入れられるほど名曲揃いということなんだろう。
「ハイル、ヒトラー」に微妙な顔をするオーストリアの人々がこの映画の時代背景を物語っている。
オーストリアを残すためには、大量虐殺を行うようなナチス・ドイツに与するしかなかったのだろう。
非常に複雑。
致し方がなかったとしても、ナチス・ドイツに与したオーストリアの罪がなくならないところがまた。
ストーリーは王道も王道で、特に心に響くことはなかった（ただ、王道な古典なので今後も語り継がれるだろうことは分かる）。
よって、他の方よりやや低いレビューになってしまったが、もう少し幼い時に見て再度いまの年齢になって観たらきっと高評価をつけていたと思う。
個人的に、My Favourite Thingsのジャズバージョンが好きで、その元ネタを辿りたくてこの映画を観た。
オリジナルもとってもステキ。
音楽を聴くためだけにこの映画を観ても良いだろう。
