Maoryu

女と女と女たちのMaoryuのレビュー・感想・評価

女と女と女たち(1967年製作の映画)
3.0
パリを舞台に7人の女が、男に言い寄られ、夫に浮気され、はたまたストーカーされるオムニバスコメディ。「自転車泥棒」「ひまわり」のヴィットリオ・デ・シーカ監督が七変化のシャーリー・マクレーンを中心に据えた作品だ。

共感できない男と女たちなのはともかく、これだけドタバタさせた上に、シャーリー・マクレーンが出ずっぱりなのに、笑えるところがあまりなかったのが残念。
アラン・アーキンと心中するのに、“私を殺したあとに気が変わったらどうするの?” とか “錠剤は拒否する!” なんてあたりはコメディセンスを感じたけど。

最後の「雪の日」はキャロル・リードの「フォロー・ミー」を彷彿とさせて、切なくも可愛い作品だった。マイケル・ケインが若い!
他にも、ピーター・セラーズ、アニタ・エクバーグとキャストはかなり豪華。
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