たく

赤い靴のたくのレビュー・感想・評価

赤い靴(1948年製作の映画)
3.7
冷徹なバレエ団の名プロデューサーに踊りの才能を見出された少女の成功と苦悩の話。
バレエのシーンが素晴らしく、特に主演のモイラ・シアラーがプロかと思うほど見事で、調べたらほんとにプロだった。
「赤い靴」のバレエシーンの演奏がトーマス・ビーチャム指揮のロイヤルフィルという豪華さ。

芸術と恋愛の二者択一を迫られるんだけど、現実には指揮者と演者の恋愛沙汰は普通にあることなのでそこはピンと来なかったな。
終盤、赤い靴の魔力に取り憑かれたように劇場を飛び出しちゃうシーンで、メイクが狂気を感じさせるのはさすが「黒水仙」の監督さん。
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