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王様と私のlemmonのレビュー・感想・評価

王様と私(1956年製作の映画)
4.6
野蛮な王様と気品の教師。
世界的に見ると発展途上のサイアム王国の未来を見据え、ふたりがぶつかり合いながらも手を取り、王国の進化を担う。

教師と沢山の子供たち、それに沢山の王妃との心温まる交流があるかと思うと、隣国ビルマから貢物としてやってきたタプティムの悲恋があったり、要素はお腹いっぱいになるほど充実。
それでもやはり強烈に印象に残るのは「Shall we dance?」。これだけで本作をラブストーリーと呼びたくなる。エキゾチックなユルブリンナーに、彼のセクシーさにどぎまぎするデボラカーがまた美しく可愛らしい🥰。

とんでもない王様なのに、ユルブリンナーがチャーミングさを与えている。いやーこれがやはりでかい気がする。なんか憎めない。暴君とも取れそうだが、子供たち、王妃たちひとりひとりに愛情をきちんと注いでいるのであろうなと思わせられる。みな楽しそうだもん。

クラシック映画であり、いろいろと制約がある中で、映像にもとても工夫を凝らした作品。久々だったが面白かった!

ユルブリンナーとデボラカー。
最高のカップル🥰。
2人の掛け合いがとても楽しかった👍。
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