このレビューはネタバレを含みます
物語自体は、まるでサウンドオブミュージックのよう。
女性家庭教師、愛らしいこどもたち、劇中劇、、そして若い男女の恋もあれば、ヒロインと厳格な主人との恋もある。舞台はシャム。
劇中劇はお見事!と言いたくなるほどで、ルンタに恋するラプティムが切なかった。
人間の欲望、伝統、慣習が優先されている中で、本当の正義は?何を大切にするのか?を再考させられる。
考え方を変えていくのには多大なるエネルギーが必要。そこには愛も寄与するということなのかしら…
何はともあれ元祖ミュージカル映画的なアンナの声質、東洋感満載の宮殿でのワルツ、様々な文化が錯綜している時代、映像のレトロさも良かった~