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王様と私のhitomiのレビュー・感想・評価

王様と私(1956年製作の映画)
4.8
エンターテイメントとしてすごく面白かった!

西洋が常に正しくて進んでいるとする考え方・写し方には疑問を抱くけれど。
でも東洋の男尊女卑はまだまだ残っているし、ある面では間違っていないと思う。それどころか今だに日本はこんな感じだし、変化を受け入れることを率先していた王はとても革新的だったのでは。
とはいえ王様があまりにもガキくさくてむかついたけど。笑笑
でもやっぱり王として国や国民のことを考えている姿は素敵だったけど。

そして出てくる小道具ひとつひとつがどれもちゃんと本物感があって、観ていて楽しい!シャム王国(今のタイ?)の文化はどれも鮮やかで美しいくて素敵だったなあ。
イギリスの文化もアンナ先生からとてもよく分かるし、シャム王国とイギリスの文化が共存していたところがよかった。

アンクル・トムの小屋の劇は色んな思いが込められていて話の構成が面白かったし、こちらも小道具の使い方も観ていて楽しかった!CGなどがないからこその工夫がすごかったです。

ミュージカルもぜひ観てみたいです。
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