午前十時の映画祭より。
ミュージカル映画は元々あまり好みではなかった。理由としては歌だけの安直な型だけの俳優が多く映画として見れず現実にもどってしまうことが多々あったからだ。
しかし本作は素晴らしかった。
こってりと型を盛り付けていた。
現実にこんな奴いないだろと思わせる以上に現実味のないキャラクターで、一周回って素晴らしかった。
ミュージカルなのでダンス歌は当然だが、一番の見どころは劇中劇だろう。
大変素晴らしかった。発想が鬼である。
本当に満足いった。この劇中劇を単体で公演したらよいのではと思うほどだ。(やってほしい)
そしてラストが大変綺麗。
無駄に泣かせる演出はしないで、他へと注目を集めて、しめるとこはしめる。
逆に泣いてしまうよね。
とりあえず満足いった。