がちゃん

ラジオ・デイズのがちゃんのレビュー・感想・評価

ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)
4.7
まず、オープニングエピソード後の雨のシーンがひたすら美しい。
おそらく、ウディ・アレンが生きたであろう1940年代のニューヨーク。
彼の分身と思える少年ジョーの目でとらえた優しい市井物語。
ウディ版『アマルコルド』ともいえる本作。
さりげない家族の絆や少年のころの妄想に近い夢やときめき、あこがれを物語に盛り込みながら、時が有名を無名に消してゆく、まるで平家物語の無常観のようなものまで感じさせるノスタルジィ映画の傑作!
少年ジョーが、ラジオシティミュージックホール館内を見上げる場面では、こちらも胸が高まります。
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