Reiko

A2のReikoのレビュー・感想・評価

A2(2001年製作の映画)
4.1
サイトの監督のコメントにある通り「集団化」への危機感。集団で叩く悪意の暴走の萌芽、またその責任のなさ。
Aと比べると事件から時間が経ってるのと、周囲との交流のシーンがあったのと、劇場だから観客みんなで笑ったりしててちょっと和んで観られたけど、確かに笑っていられないものが映っていた。
A公開が1998年、A2は2002年、これは今上映される意味がある。ラストの監督の言葉からは、集団化とその圧力というものが現れてきたその嚆矢がオウム事件だったのではないかということが読み取れた。監督の集団化への視点は、新作FAKEに繋がっている。
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