半兵衛

呪いの館 血を吸う眼の半兵衛のレビュー・感想・評価

呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)
3.4
岸田森が吸血鬼というはまり役と出逢った映画。岸田森の2枚目顔、線の細さ、非現実という世界でも迷いの無い高い演技力が存分に発揮されていてファンなら魅了されること必至。特にラスト、絶叫して倒れるシーンはやりきった感が凄い。
物語は突っ込みどころも色々あるけれど、なんとか日本の風土に吸血鬼伝説を取り入れようと苦心している工夫が見えて微笑ましい。ヒッチコックとショッカーが入り交じった演出も印象的。あと大滝秀治よくこんな役を引き受けたな、最初江守徹かと思った。
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