のらり

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーののらりのレビュー・感想・評価

4.1
主人公・パッチは絆創膏(パッチ)というあだ名のとおり、
目に見えない傷まで癒す力、人を惹きつける力がある
しかし驚いたのは主人公自身もまた自殺未遂を行ったことのある、傷を持った人間であったこと。私たちと何ら変わらない、そう思った。
彼は施設で他の患者のケアを行い、自分の生きる道を見出した。
人を救う医者になる、と。


生命倫理という講義でこの映画を観た。
人は人を助けることで、助ける側もまた救われるのだ、という実例がまさにパッチだろう。
愛する人の死、自分への苛立ち、生と死は悪なのか。
医者とは何か、人を助けるとは何か。

相手を世界にたった一人の個人として尊重し、寄り添うということを見返りなしに行う姿は、ホスピタリティに溢れていて、私もこんなふうになりたいと思った。

excessive happiness 忘れないでいたい
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