「ステイシー様以外のところはつまらなかった」とならないように盛り上がって観るぞと意気込んだけど結果的には予想どおりの‥。RENTから重さを抜いたみたいな話で、別に悪くもないけど良くもない。主演ふたりに対しても同じような印象。
というわけでステイシー様なんですけど、ちょう良かった、面白いし。ロックスターにしては癖のない甘い歌声過ぎるのかも知れないけど、それが彼の精神面やルックスと同様、成熟できないまま腐り始めてしまった悲しみみたいなのにも繋がってるから良いのだと思う。
誘蛾灯のような色気で周りを狂わせるだけでなく、自分でさえ制御できないそれに振り回されて挙句不幸になる男。女を弄んでいるようでいて、女に貪られている男。こういう人どっかで見たことが‥と思ったらレスリーチャン（が得意とする役）だ。あのベッドに一人寝転がってる時の表情なんてそっくりだ。
雑誌記者の彼女の下着がユニクロかよと思うような安っぽい綿素材だったのは、彼女の清純さ的なやつを表現してるのだろうか。逆に生々しくてちょっと引いた。引いたと言えば女に耳を舐められてぎょっとした顔しているステイシーちょう面白かったな。
sugar on meとwanted dead or aliveが特に好き。キャサリンゼタジョーンズも全部最高。
