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ヴァンダの部屋のaiのレビュー・感想・評価

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)
3.3
異様な作品だ。
映画は全編、空虚と奇妙な静けさに包まれている。
シーンがかわるごとに少しずつ壊されていく街の建物、その風景を入れながら淡々とカメラはまわる。ただヴァンダは部屋で延々とドラッグを吸い続ける。
そうして3時間の作品の最後は殆ど動かない映像で終わる。
ドキュメンタリーでもあるし、フィクションでもあり、悲惨で荒んでいるのに美しさを感じてしまう錯覚に陥る異様な作品である。
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