スピルバーグの実質劇場初監督作。1969年の実際にあったカージャック事件が題材
1969年という時代からも分かる通り、どことなくニューシネマに近いテイストだが、どこか抜けた逃亡犯夫婦と警官の不思議なロードムービーになっていた
追いかける警察もそんなに大勢で追いかける必要あるのか?というどこか牧歌的な雰囲気
ただ画としてはやっぱり映えるところが多く、面白い
奇妙な3人組というのはジョーズ等に継がれていくのかなと思った
赤ちゃんの鳴き声でちゃんと怖くしてるところやアニメのコヨーテが出てくるところはスピルバーグらしい演出
これが劇場第一作とはすごいし、面白い一作だが、スピルバーグの作家性が爆発し、カリスマが生誕するのは次作以降という感じ