DESERT FLOWER
FGMとは医学的ではない理由による女性の外部性器の一部、または全部の切除、その他女性の性器への損傷
幼い子供が素人に麻酔もなく、消毒もされていない刃物で性器を切られ、大きなトゲで縫い合わされる。残るのはストロー1本分の穴だけ。その姿で生きていく。
夫が夜中に刃物で切り開くまで。
「女子割礼」と示され、非衛生的な施術を受けさせられる。アフリカや中近東での長い間行われてきたもので、これは何の意味もないものです。
「純血の証」と言われ、FGMをやっていない女性は汚いという風潮がある。
やっていない女性は娼婦と同じ扱いを多くの男たちに受ける事になる。
こんな信じ難い事が現実で、今も、1日8千人、年間約300万人の少女が受けさせられている。毎年何万人という女性、少女が感染症、出血多量で命を落としている。今、この瞬間も。
こうした女性の多くが後遺症で排尿や月経の度に酷い激痛を覚えるのだ。
メディアが何もない、ほぼ知られていないような地域ではこれが当たり前のことになっているだろう。
こんな意味のない残酷な風潮は今すぐに禁止にするべきだ。
こんな事で幼い少女が亡くなるなんて、あってはいけない。
この風潮の廃止に向けた第一歩が、ワリスの伝記での告白だ。
それが映画になった作品です。
一人でも多くがこの事実を知って、意識を向けて欲しい。
