KARIN

デザート・フラワーのKARINのレビュー・感想・評価

デザート・フラワー(2009年製作の映画)
3.6
友達に勧められて観ました。

女性のパワー溢れる映画だよ!とだけ聞いてたので、ここまで深く考えさせられる映画だとは正直思ってませんでした。

ソマリアで生まれ、強制結婚を拒みロンドンへ1人逃げてきた女性が
世界的なスーパーモデルへと登りつめていく話。実話です。

1人の女性の壮絶な人生を描くと同時に
文化と人権のぶつかり合いという社会的なメッセージがとても強かった。

ロンドンへ渡った主人公ワリスを苦しめたのが、小さい頃に無理やり割礼をさせられたという事実。
「文化」が人の身体と心を傷つける。

様々な国で、いまでも女性が割礼を受けているということを今まで知らなかった私は、衝撃で涙が出ました。

映画の良し悪しは関係なく、
女性の割礼についての残酷な事実を知るというだけでも、この映画を観る価値は十分あったと思います。

多くの人に知ってほしいと
恐れず声を挙げたワリスは本当に
素晴らしいと思う。

そしてワリスを助ける友達があたたかくて好き。
バレエはめっちゃヘタだったけど。(笑)

残酷な世界で、輝く美しさ。
ワリスの人生はまさに「砂漠の花」だと思います。

勧められなかったら知らなかったであろう世界がたくさんありました。
友達に感謝です(*゚▽゚*)✨
KARIN

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