最初、主人公グイドが植木等さん演じる無責任男みたい!って思って、このいい加減なマシンガントークが続いてしまうのかと、観るのを止めそうになりました。
前半、ホラばっかり吹いていて、でも愛を語るときには真摯にー(心持っていかれます)。ホラは吹くけどどれもユーモアあふれる、人を傷つけるものではなくて楽しくしてくれます。
後半、どんどん過酷な状況になってゆくのにグイドは自身の息子、奥さんが辛くないよう、懸命にホラを吹き続ける姿に胸を打たれます。
笑いと涙と、そして過ごし方次第でこんなにも人生は彩り豊かなものとなるのかと、そんなことを教えてくれる素敵な作品でした。