インダスの大地

ライフ・イズ・ビューティフルのインダスの大地のレビュー・感想・評価

4.2
(記録用)主人公の陽気な様で深い愛情がひたすら泣ける。名作コーナーに絶対ある理由がよ〜くわかった…。

舞台はWW2前イタリアから始まるので、話が進むに連れ(ナチ式の敬礼とか、人種差別とか)不穏な要素がチラチラと見え隠れしてちょっとハラハラする。
前半は主人公の機転と凄まじい行動力と幸運A+スキルと長けた弁術がとにかく面白おかしい。
後半はもう、ね、観てくれ。


いつだって陽気な主人公に視聴者は救われるんですケド、最後の方の積み上げられた死体を発見してしまうシーンは、他のグロメインの映画みたいな本格的な死体じゃないのに怖気立つ寒さを感じてしまった。(他でも書いてるケド、戦争は絶対だめだぞ!!)

あと後半も凄まじい行動力を発揮する主人公。ご都合翻訳とか、場内放送のシーンとか、ラストとか、家族への愛を原理に動く主人公の姿は観ていて涙腺がじわァ…ってくる。今思い出して書いてるだけでもしんどい…。

前もどっかで書いたんですケド、父親が子供のために頑張るみたいな映画によわよわなんですよ。私は。これもその類ですね。しかも奥さんの為にも頑張ってるので+αで高評価ですよ。
観て良かった。文句なしに名作。